「延寿牛」の名前の由来
原田畜産は菊池市稗方地区から始まりました。稗方地区には日本の名刀の地でもあります。その名刀の名前が「延寿」です。「延寿」は菊池市を拠点としていた伝説の刀鍛冶集団の一派の名前で、日本の銘刀「同田貫」の祖と言われています。肥後(熊本)を代表する刀工で、加藤清正の保護のもと、豪壮な作りと切れ味の鋭さで熊本城の常備刀として知られています。その歴史と刀工派の名声をリスペクトし、敬意を込めて「延寿牛-えんじゅぎゅう-」と名付けました。
ロゴについて
「延寿牛」の書は、約1200年の歴史を誇り、世界遺産にも認定された、「清水の舞台から飛び降りる」の語源となった本堂や、 三重塔などの国宝、重要文化財で知られている京都清水寺の北法相宗 森清顕(もりせいげん)氏が書かれました。日本を代表する「延寿牛」と共に喜び延びる幸せが皆様に訪れますように。
褐毛和種(俗称:あか牛)
について
和牛4種の一つ。肉質は、赤身が多く、適度の脂肪分も含み、うま味とやわらかさ、ヘルシーさを兼ね備えています。幅広い年齢の方に召し上がっていただける食べやすいお肉です。
私たちは飼料や環境など、独自の肥育方法により、赤身のしっかりとした味わいだけでなく、今までの牛肉の品質では類を見ない、サラッとした脂の旨み、時間が経っても固くならず、肉の美味しさをしっかり味わえる「延寿牛」を開発することに成功しました。
食料資源を有効に活用した
飼料へのこだわり
熊本の「赤酒」のしぼり粕を飼料に使用しています。赤酒粕には木灰が含有されているため、通常は全量廃棄されていましたが、私たちは飼料として利用することに着目しました。「酒粕」+「木灰」の効果で、肥育牛の食欲増進・腸内環境が改善され、また木灰が含有されることで、堆肥にも良い影響を与えることが期待されています。
又、肉の旨味を向上させる「オレイン酸」が多く含まれている、製菓工場などのナッツの廃棄物も利用し、肉に芳醇な香りをもたらすことに成功しました。
これ以外にも、熊本県内の食品事業者と連携し、製造時に出る麺かすや大豆おから、ビール粕なども飼料に活用しています。
私たちが目指すのは、商業と畜産業が連携を組んだ「商畜連携」です。
食料資源を有効に活用した持続可能な循環型農業を実施しています。
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